小学校のお受験を決めた理由は「公立小学校に比べて私立小学校はカリキュラムが充実しているから」「同じ階層の子どもたちとのびのび6年間を送ることができるから」「過酷な競争に巻き込まれないで大学までエスカレーター式に進めるから」などご家庭の数だけいろいろあることでしょう。
ではいつからお受験塾をはじめ、家庭教育、訪問教育、家庭教師などのお受験準備をすれば志望する小学校の合格を手に入れることができるのでしょうか。なかには「妊娠が分かった時からお受験を考えるようになった」というご家庭もあるようですが、さすがに０歳児から家庭教育や訪問教育や家庭教師などのお受験対策をはじめるのは早すぎるような気がしますが。
お受験対策に長年かかわっている先生は「いつからはじめたら必ず合格できるというセオリーはお受験にはありません。お子さまひとりひとり成長の度合いが違うため、多少でも不安があれば早め、早めにお受験の準備に取りかかっても間違いのないところです。小学校のお受験は、秋が本番ですから、一般的には、年少さんの秋からはじめて、年中さんの秋には、どこの学校をお受験するのかを絞り込んでおく必要があるでしょう」
お受験では、ペーパー試験、行動観察、運動能力、お絵かきや工作などが出題されますが、小学校によっては、どの項目を重視するのかが異なります。難関の小学校は、知能や学力を重視するため、ペーパー試験にポイントがおかれますが、ペーパー試験対策は、早い時期に取り組んでも効果があがらないこともあるため、家庭教師や訪問教育である程度の基礎をつけてから、お受験教室に通ってもいいのではないでしょうか。
また、お絵かきや工作などを重視している学校を志望しようとしている場合には、日ごろから紙にたくさんの色を使って楽しく絵を描いたり、クレヨン、サインペン、色鉛筆、ハサミなどのさまざまな道具を使って工作をさせるなどご家庭でできる教育として、習慣づけておくことも大切です。
「お受験の準備はいつから」「合格するためのポイント」「家庭教師や訪問教育のメリット」などを書き出し整理し、スケジュールを組み立て、それに沿って、お受験対策を少しずつ進めていくと良いと思います。