お受験の準備をしよう 東大脳をつくる家庭教育②


東大生の親は東大出身が多いといわれていますが、脳の形や機能で遺伝の影響を受けるのは5割から7割。残りの3割は後天的なものです。生まれながらの遺伝子はかえられませんが、家庭教育や生活習慣によって大きく脳が進化することがわかってきています。

しかも、高次認知機能をつかさどる「前頭葉」は「後頭葉」に比べると遺伝率が低いので、本人の努力や親の働きかけで、言語や記憶、思考、コミュニケーションなどをいくらでも発達させることができるのです。

だから、親が東大であろうとなかろうと、子どもが東大に行ける可能性は大いにあるのです。

そこで脳を進化させるために最も大事にしたいことは、子どもの持つ好奇心や熱中することを大切にする家庭教育です。

東大生のアンケートを見ると92%の学生が幼いころ打ち込んでいたものや熱中していたものがあったと答えています。また、興味深いのは遊びと思われるような体験が、のちの勉強や仕事に大きく役立っているということです。

東大の理学部に進んだ学生は「カブトムシが好きになり、近所の公園や野山でカブトムシを見つけることに熱中しました。図鑑を見て日本にいるカブトムシを調べるうちに、世界にはどんなカブトムシがいるのだろう、どうして国によってカブトムシの種類が違うのだろう、と疑問がわき、さらに突き詰めていきました。また、知らないことを知るためにはどうしたらいいのか、どういう人に聞けば知らないことがもっとわかるようになるのか。親に聞いたり、先生に聞いたりしてどんどん調べていくようになりました。カブトムシからスタートして、昆虫すべてに興味がつのり、図鑑をすべて集めたり、テレビで昆虫の知識を競う番組で知識比べをしてみたりするうちに、魚や星の理科系全般に好奇心がひろがっていきました。小さな時から勉強を勉強と思わずに楽しんでいました」と話しています。

「子どものこだわりが大きすぎて!」と悩む親もいることでしょうが、こだわりが強いことを無理に止めないで、一生懸命やらせることが大事です。子どもが熱中することをどんどんやらせる家庭教育を進めましょう。それが勉強を楽しむことのできる東大脳へと進化できるポイントなのかもしれません。

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