新型コロナ感染拡大の影響で家庭教師や訪問教育のオンライン利用が注目を集めています。
「先生に自宅に来ていただくことができない」「外出してお受験塾に通うと感染しかねないか心配」…。人との接触に不安を感じるなかで、インターネットを通じてマンツーマンで勉強を教えてもらえるオンライン家庭教師は、お受験を控えているご家庭にとっては、選択肢のひとつとしてリストにのぼっていることでしょう。
ただし、インターネット環境、お子さまの顔を映すパソコンやタブレット、手元を映すためのスマホ、先生とつながるためのズームやスカイプなどの設備が必要なことも把握しておきましょう。
オンライン家庭教師は、自宅に直接来ていただく家庭教師と同様、それだけでお受験全体をカバーできるものではありませんが、お受験塾などの合間に、ご自宅で上手に活用することができれば、目標としている小学校に合格できる可能性が広がることが期待できます。
お子さまの性格や能力、オンライン家庭教師を受ける時間帯などを考慮しながら無理なく学んでいくことが大切です
家庭教師の先生と直接会うことがないので、先生に慣れるまで時間がかかることや、時間も限られているなどの制約もあります。こうしたなかで、どのような能力を伸ばしていきたいのかを明確に先生に伝えていくことも大事です。
オンライン家庭教師は、親が子どもの様子を傍らで把握できるため、親子のコミュニケーションが広がり、子どもの得意なことや苦手なことがわかり、お受験のための学習計画づくりにも役立ってくるはずです。
ただし、いつもいる自宅での勉強のため、お子さんは緊張感がもてずに、落ち着きがなくなり、途中で飽きて投げ出す可能性も決して否めません。
これを解消するためには、親のサポートが必須ですし、親の負担も多くなりますが、キャラクターなどでお部屋の雰囲気を変えてみたり、リビングの一角に「オンライン家庭教師のおうち」としてスペースを設けたり、子どもが勉強に集中して取り組めるような環境づくりをしてあげましょう。そうすれば、オンライン家庭教師を楽しく利用できるし、効果も高まっていくことでしょう。