お受験は子どもの年齢が小さいほど親の負担が大きくなりますが、お受験を決めたらまず頼るのは小学校受験に実績のある塾ではないでしょうか。塾とのかかわり方をある保護者がアドバイスしてくれました。
「塾に信頼感を持つことが大事です。多くのご家庭では複数の小学校をお受験すると思いますが、同程度のレベルにある小学校でも、考査の内容や傾向が違います。我が家では『第1志望の小学校ではこうした問題が出題されるはずなので、ここを押さえておいてください』と塾の先生が丁寧にサポートしてくれた結果、考査では教えてくれた問題と同じような問題が出たので合格することができたと思っています。塾の先生を信頼して、頻繁にコミュニケーションを取ることで合格に近くなるはずです」。
さて、小学校お受験のための塾通いにはどのくらいの費用がかかるのでしょうか。
ペーパー試験だけの小学校をお受験するなら週1～2回、塾に通うだけで良いのですが、お絵かきや工作、体操などが考査に含まれている小学校をお受験するなら、お絵かき教室や体操教室にも通わなくてはならないはずです。
塾ではペーパー試験、行動観察、絵画や工作、体操や運動などさまざまなお受験対策が取られていますが、受験生のなかには、絵画や体操は塾とは別に専門教室に通うこともあるようです。
絵画教室の月謝は1万円から3万円で年間おおよそ12万円から36万円、体操教室は1万円から2万円で年間おおよそ12万円から24万円と言ったところでしょうか。
お受験塾は入会金も必要でおおよそ3万円～9万円。月謝はそれぞれのお教室によって条件が違うため比べることが難しいのですが5万円～10万円程度。以前にもざっくりとした塾の費用を提示させていただきましたが、年少さんの秋から年長さんの秋まで2年ほど塾に通うとお絵かき教室や体操教室の費用も含めて総額で約200万円から300万円が必要となるはずです。
小学校のお受験をしようとするご家庭の年収は1千万円以上がほとんどですが、お子さまの将来のことを考えるのなら「お金に糸目をつけない」とお受験にのぞむご家庭も多いのではないでしょうか。