お受験合格に向けて 幼稚園受験 幼児教室


幼児教室は、0歳から6歳までの小学校入学前の幼児を対象として、さまざまな教育を行っています。それぞれの幼児教室は、独自の教育方針に基づいてお子さまの成長をサポートしていますが、どちらかというと、お受験を中心としたカリキュラムという印象ではなく、子どものしつけや生活習慣を育てることに力を入れているように思います。楽しく学びながら、自分で考えて行動する力の土台を築き、その結果として、お受験にも相乗効果を発揮して名門幼稚園や小学校への合格につなげているのでしょうか。

幼児教室の最近の教育方針を見ると「非認知能力」言う言葉が盛んに使われています。この言葉がこれからの幼児教育の大きなテーマになるという意見もあるようです。

実際、業界最大手の託児教室を開校するチラシにも『1歳から6歳は近年関心を集める”非認知能力”を育てるうえで最も大切な時期です』と書かれています。

「非認知能力」? どんなことなのでしょうか。「非認知能力」の対極にあるのが「認知能力」です。「認知能力」は、IQ(知能指数)やテストの点数のように、数値化できる知的な能力のことです。それに対して「非認知能力」は、目標に向かってあきらめずに粘り強く取り組む。怒りや悲しみや辛さなどを制御する。仲間と協力してやりとげるなど目に見えない数値化のできない能力のことなのです。

この「非認知能力」についておもしろい分析があります。ノーベル賞受賞経験のある経済学者ジェームズ・ヘックマン教授によると「非認知能力」を幼児期に身につけていることで、将来に良い影響を与えるとのことです。3歳から4歳頃に「非認知能力」の高かった子どもは、その子が40歳代になった時に、犯罪率が低いこと、年収が高いこと、自分の家を持っている割合が高いことなど、精神的にも経済的にも豊かな生活を送っている結果が分析できたということです。

「非認知能力」がしっかりと育っているか、あるいはどのようにすれば「非認知能力」を伸ばすことができるのかが、近ごろの幼児教室のテーマになっているのも納得のいくところです。何事にも興味や意欲を持ったり、できた喜びや楽しさを周りの人たちと共有できれば、毎日の生活が豊かになり、その結果としてお受験も成功すると幼児教室の先生たちは考えているのでしょうね。

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