お受験どうする! 親の学歴も影響?


私立小学校をお受験して不合格になってしまったお子さんがいました。ご両親は、2人とも高卒なのでそれが影響したのではないか、と嘆いていました。「子どもの将来に学歴が影響するなら、公立しか行かせられない」と、お子さんの将来を案じていました。そのお子さんは、小学校のお受験では良い結果は得られませんでしたが、小学校3年生から塾に通い、苦手だった算数の成績をあげるために家庭教師をつけ、難関と言われる都内の私立中学校数校を受験しすべて合格。結局、女子の御三家と言われる名門の女子学院に入学し、慶応大学法学部から慶応大学法科大学院を経て、司法試験もクリアし今では弁護士として活躍しています。不合格だったのは、おそらくお受験をしようと決めたのが遅く、準備不足だったからではないかと推測できます。

お受験の際、親の学歴がどう影響するのか。確かに気になるところではありますが、お受験の最難関と言われている慶應幼稚舎では、親が慶應幼稚舎出身や高卒でも合格しているケースがたくさんあるそうです。親の学歴で合否が分かれることはないはずです。

このことについて幼児教室のベテランの先生は「慶應幼稚舎出身の親の場合『ぜひわが子を母校に進ませたい』と早め早めに準備を怠りなくやった結果、合格という朗報がもたらされたのではないでしょうか」とお話されています。

ただし、例外もあって四谷雙葉小学校は、雙葉出身のママのお子さまばかりで8割以上にのぼるとか。田園調布や横浜では四谷雙葉ほどではないと言われていますが、ママが雙葉の場合には有利になるようです。でもこれにも例外があって知り合いの娘さんは横浜雙葉出身なのですが、ご両親とも高卒ですが合格しています。

また、多くの私立小学校の願書には親の学歴を書く欄を設けていません。面接の時に職業を聞かれることはあると思いますが、親の学歴までは聞かれることはないはずです。私立小学校の場合には、学校の教育方針にどれだけ賛同してくれるのかにつきると思います。親がその学校の出身でどうしてもお子さんを母校に入学させたいと思っている場合には「この学校で学んだことが私の一生の財産です。子どもの人間形成のためにも、ぜひ母校で学ばせたいと思っています」。とひと言、志望動機欄に書いてアピールしておいても損にはならないはずです。

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