家庭教師や訪問教育の一般的なメリット、デメリットを見ていきましょう。家庭教師や訪問教育は、たくさんの先生が教えている塾や個別で指導している塾に比べて、自宅に先生に来ていただくため、割高感は否めませんが、マンツーマンでしっかり指導していただくことができます。「○○小学校をお受験するために家庭教師などを利用する」という目的がはっきりしているため、お子さまおひとりおひとりにあった効果が期待できます。
車や電車やバスを利用してお受験塾に通う必要がないため、時間や交通費の節約につながり、お願いしたい時間、曜日、先生の実績、人柄などを指定できることもメリットといえます。派遣されてきた先生とお子さまの相性が悪い場合には、違う先生にお願いすることもできます。
マンツーマンでお子さまのレベルに合わせてきめ細かく教えてくれるので、お子さまの積極的な発言や学習への意欲を引き出すこともできます。
経験豊富なプロの家庭教師なら、勉強のことだけではなく、お受験で問われる「自分で自分のことができる」生活習慣やしつけなどを的確にアドバイスし、お子さまの健全な成長を促すことも可能です。
一方、デメリットとしては、費用が割高で、交通費も毎回支払わなければならないなど、経済的な負担が大きいため、家計にゆとりがなければ利用しづらい面があります。
また、いつも生活している自宅で勉強を習わなければならないため、勉強モードへのスイッチの切り替えがなかなかできないということもあります。
そのほか、指導経験の未熟な学生がいるなど教師の質がバラバラのこともあり、教材や使用する材料は自分で用意しなければならないこともあります。
加えて、マンツーマンなので、他の幼児との競争心が生まれづらいなどもデメリットとしてあげられます。
家庭教師や訪問教育を利用するときには、メリット、デメリットを良く理解したうえで、インターネット、ママ友の評判、ご近所で受験したことのあるご家庭からの情報収集などを参考に、優秀な人材を探すことに労を惜しまないようにしたいものです。
他の学習塾と併行しながら、足りないところを補うためのものと考えて利用するといいでしょう。