小学校のお受験がシーズンを迎えています。
新型コロナの拡大が懸念される中で、小学校のお受験も、今までと違ったやり方でやらざるを得なくなっているようです。
たとえば、学校説明会がなくなったり、願書がオンライン受付の小学校もあったりして、お受験塾も、お受験するご家庭も、例年とは少し違って、戸惑ったり、不安になったり…。いろいろある2020年のお受験模様です。
なかでも、一番変化がみられるのが「行動観察」でしょうか。「行動観察」は、最近もっとも重視されているお受験項目のひとつです。お受験に合格して入学した後、同級生と仲良く遊ぶことができるのか、学校での生活がきちんとできるのか、学校の外でルールを守って行動できるのかなどを見ています。
例年なら「音楽に合わせて踊る」「相談して何を作るか決め積み木で作る」「新聞紙や折り紙を丸めて玉にする」「ほうき、ちりとり、ぞうきんで掃除」…などを課題にして小学校が理想とする子どもを選択しています。複数の子どもたちをゲームなどで遊ばせその様子を先生が確認しているケースが多いのですが、新型コロナの影響で複数の受験生を集めて遊ばせることができないため、「行動観察」を行わない小学校もでてきています。
「行動観察」を実施している小学校もあるのですが、その場合には、ハサミ、クレヨン、ステックのりなどは、それぞれが持参してくるようにしたりしているようです。
また、学校から感染者が出て、学校の中に入れなくなったときに備えて、お受験会場をホテルやホールに充てている小学校もあるようです。
受験生との接触を減らせざるを得ない小学校にとっては、どの項目を受験のポイントとして合否の判断を出すのか、難しい舵取りではないのかしら、と推測してしまいますね。
いずれにしても、小学校のお受験が目前に迫っている今、お受験環境が変わっても惑わされることのないように自信を持ってお受験に臨んでほしいと思います。そうすれば必ず良い結果につながると確信しています。