東京都内にある私立幼稚園や国立大学附属幼稚園の倍率は公表されていませんが、唯一2年保育の東京学芸大学附属幼稚園竹早園舎だけは倍率を公表しており、10倍を超えています。そのため、他の国立大学附属幼稚園も似たような高倍率かそれ以上の倍率で受験生が殺到していると推測されます。
国立大学附属幼稚園のお受験は、一部の私立幼稚園との併願が日程的に可能なことから、とりあえず願書を提出してみようというご家庭が多いため、例年、応募者が多数になっています。
そのため、まず抽選が行われます。抽選に通るかどうかが最初の関門です。
お茶の水女子大学附属幼稚園の場合には、第1次抽選に通っても、2次試験があり、2次試験が通っても、第3次試験として抽選が再びあるため、合格するのは至難の業だと言われています。
また、順調に行けばエスカレーター式に大学までいける有名大学の附属幼稚園は数倍程度、その他の幼稚園は1倍強の倍率だと考えられます。小学校受験と同じく、一部の人気幼稚園に志願者が集中する傾向があります
幼稚園によって、試験内容が違うため、併願する場合には、それぞれの試験対策を予めしておくことが必要となります。併願が多い場合には共倒れにならないように、まず第1志望の幼稚園を決めて、第2志望、第3志望というように優先順位をつけ、お受験対策をする必要があります。
しかし、どの志望校にも同じように取り組んでいくと、お受験対策の時間も費用もたくさんかかることになり経済的にも、効率的にも負担が大きくなってしまいます。
そのため、第1志望は60%、第2志望は30%、第3志望は10%というように、お受験対策の比重を決めておくと良いのではないでしょうか。
併願の場合には試験日に注意が必要です。東京都の幼稚園は11月の第1週に考査日が集中しているため、1日だけで終わらない場合には、スケジュールを考えて併願する幼稚園を考えていく必要があります。
重複する場合には、はじめから多めに願書を提出しておくことも安心材料になるはずです。