小学校の学校説明会は毎年4月から9月に集中していますが、今年は、新型コロナの影響で変更や中止が相次ぎました。
都内にある小学校はそれぞれ、校風や教育方針が異なりますが、それを知る機会のひとつとして学校説明会が催されています。校長先生などのお話しを間近に聞くことができ、校内にある施設や、在校生の様子を自分の目で確かめて見ることのできる絶好のチャンスです。
学校説明会の良い点は、自分の子どもがその年に受験しなくても参加できることです。幼稚園の年中や年少でも、その小学校に興味や関心を持っている保護者の方が参加できるため、参加することでお受験の準備に余裕がうまれるはずです。
また、学校によってはお受験をする保護者に対して、どんな子どもに入学してほしいのか、お受験の際のポイントは何かなどを話すこともあるので、説明会には必ず参加したいところです。
とは言っても、都内に50校以上ある小学校の学校説明会にすべて出かけることは無理です。
そこで、自宅から60分以内の通学区域に絞ってみるとか、大学の附属小学校を最優先にするなど予め条件を決めておいて、その中でスケジュールを組み立てると良いと思います。
学校説明会は事前予約が必要な学校が多いのですが、各学校のHPから予約できます。でも急に思い立って参加しようとしたところすでに締め切りが過ぎていたり、定員に達して参加できなかったというケースもあるようです。「ついうっかり」がないように、早め早めに確認しておきましょう。
当日は、録音機能の付いたスマホやIC、要点を書き起こすノートなどを必ず持って行きましょう。学校の先生のお話しや、参加した学校にどのように感想を持ったかなどについてしっかり書き起こしておくことが大事です。こうしたメモは、学校選びや願書を提出する時に、参考資料として役立つはずです。
なお、5月から夏休みにかけて、多くの小学校が参加する「私立小学校情報フェア」や「合同説明会」も催されます。学校ごとのブースがあり、そこで個別相談を受け付けていたりするので、こちらも参加するとよいでしょう。