幼稚園のお受験で成功したとしても、系列に附属の小学校がない場合には、小学校で再びお受験にチャレンジすることになります。
一方、難関の幼稚園のお受験がうまくいかなかったご家庭では、小学校のお受験に改めて挑むことになりますが、幸いなことに東京の小学校のお受験は、幼稚園よりも学校数や定員数が多いので、合格の門戸は幼稚園より広がります。
東京都内にある小学校のお受験をする人たちは大きくわけてざっくりと3つに分かれるのではないかでしょう。
①マタニティクリニックに通院しているうちに知り合いになったママにお受験をススメられたり、同じ幼稚園に一緒に通うママ友がお受験をするから「うちの子」もと影響されるタイプ。
②ご夫婦が高学歴であることから、自分の子どもの学歴にもこだわっており、子どもの教育にも熱心にかかわるタイプ。
③東京都内に親子代々住んでいて、親も子も小学校から大学まで一貫して私立に通学。そのため自分の子どもが生まれた時からお受験するのは当然と考えているタイプ。
こういう人たちが小学校のお受験に積極的で、幼稚園を選ぶ際にも、小学校のお受験を意識して入園先を選んでいるようです。東京港区にあるお受験幼稚園では、通っている子どもの8割が私立小学校を受験するとか。「実際に通園すると、周囲のママたちはあたり前のようにお受験を視野に入れています。そのため、ある意味で、うちだけ特別ではないので気が楽になりました」と話すママもいます。
小学校お受験で大切なことは、自宅からの通学時間や受験ができる地域かどうかの前に、学校の指導方針とご家庭の教育方針がマッチングしているかどうかです。
「有名だから」「難しそうだから」と学校のイメージに振り回されずに、これからお子さまが成長していくために「最善の教育環境を用意してあげたい」。あくまでも子どもの将来を見据えた東京都内の小学校お受験であってほしいと思います。