人類がかつて経験したことのない新型コロナの世界的な拡大は終息せずに「これからどうなっていくのだろう」と不安ばかりが募る、そんな日常ですよね。
新型コロナで私たちの生活も随分変わらざるを得なくなりました。
外出自粛で家に閉じこもりがちになったり、オンラインを使っての在宅勤務で家庭にいる時間が多くなり家事の負担が増えたり、学校の一斉休校で学校や塾に行けなくなり、友だちと外で遊ぶことができなくなったり…。親も子もヘトヘトになりながら、2020年を何とか乗り切ってきたというのが正直なところではないでしょう。
今年、幼稚園や小学校の本番を迎えたご家庭では、説明会やオープンスクール、行事の中止、考査日程や時間の短縮などに右往左往。お子さまの感染を心配して気の休まる暇もなかったことでしょう。
新型コロナ禍ではじまった本コラムも100回を迎えました。東京都内にある名門や難関といわれる幼稚園や小学校お受験に興味や関心をお持ちの保護者の方に、目を通していただくことを前提に掲載してきました。
保護者がお受験にどのようにかかわっていくべきか、私立小学校と公立小学校の違い、お受験のメリット・デメリット、お受験にかかる費用、お受験塾の選び方、ママ友との付き合い方、お受験をしようとした場合にどのような準備が必要なのか、合格するためには家庭教育が重要などなど多岐にわたって書き起こしてきました。
コラムには、お受験全般にかかる情報はもちろん、お受験は保護者がお子さまの将来を真剣に考えるきっかけであるとともに、過熱するお受験事情に一喜一憂せずに冷静に対応してほしいという思いも込めました。
「ニューノーマル」と言う言葉も浸透しています。いままでと違う生活を意識しながら、お子さまの将来のために最高の選択をする。2021年のお受験もそういう気持ちで臨んでほしいと思います。
そして、2021年度のお受験が本番を迎える頃には、新型コロナも終息し、幼稚園や小学校のお受験が例年通り行われているように、また世界中の人々の生活に安らぎが戻りますように。願わずにはいられません。