わが子には「頭の良い子」「賢い子」に育ってほしい。親なら誰しもがそう思うことですよね。そのためにも、絵本をたくさん読み聞かせたり、英語の歌を頻繁に流したり、パズルやイラストに触れさせたり…。子育てに工夫をこらしながら、将来の小学校お受験に備えてしっかりとした家庭教育を行っているパパやママもいることでしょう。
赤ちゃんからヨチヨチ歩きへと成長を遂げる0歳~1歳は「目で見ること」「耳で聞くこと」「鼻で嗅ぐこと」「舌で味わうこと」「手で触れること」。この5つの感覚を通じて、脳に刺激を受け、成長していくようです。耳から入ってくる言葉だけではなく、目から入ってくるイラストや絵などの情報にも敏感に反応するため、絵本の読み聞かせなどは、子供の健やかな睡眠のためにはもちろん、家庭教育としてもメリットの大きなものです。
あるお受験塾が行った東大生のいるご家庭への調査によると、絵本の読み聞かせを始めた時期で一番多かったのが「生後3カ月未満」だそうです。早い時期から絵本などを通してたくさんの言葉をかけてあげることで、言葉を早く覚え、コミュニケーション能力が育まれ、頭の良い子への素養ができるようです。
東大医学部に4人のお子さま全員を入学させたお受験のカリスマママは、3歳までに絵本1万冊の読み聞かせを目標にして達成したそうです。そのためには、毎日おおよそ10冊の絵本を開く必要がありますが、この目標は、さすがに、誰にでもできることではないので、ご自分のできる範囲で無理をせずに、お子さんの成長を育んでいくと良いと思います。
余談ですがパパやママがお子さんの顔を見ながらの「いないいないばあ」。このパフォーマンスは、5感や記憶力を鍛えるにも効果的だとか。生後6ヶ月くらいの赤ちゃんで1秒ほど、1歳までにはだいたい10秒くらい「いないいないばあ」を記憶にしっかりとどめているようです。子どもの笑顔を引き出すだけではなく、子どもの成長に役立つという理にかなった「伝統的なパフォーマンス」なのです。
0歳から1歳は、とにかく絵本などを通して話しかけ、言葉をたくさん覚えさせる。それが家庭教育の必須です。これが功を奏して「頭の良い子」「賢い子」への階段をあがり、小学校のお受験につながっていくことでしょう。