小学校のお受験では、ひとつのことに秀でていることを評価する学校もありますが、難関の早稲田実業小学校をはじめとする多くの小学校では、ペーパー試験の点数がどんなによくてもそれだけでは判断せずに、いろいろなことが総合的にできているのかどうかを考査してします。
また、自分の身の回りのことが一人でできないと合格するのは難しいといわれています。お受験では「自分で靴下をはく」「着替えた洋服や洗濯物をたたむ」などが出題されています。一人で身の回りのことができるようになること、それを目標に家庭教育をススメテいくことが小学校お受験の必勝法なのかも。
それとともに「玄関をほうきではいてね」「バスタブを洗っておいてね」「カップをすすいでおいてね」。毎日、なにかひとつお手伝いをしてもらうことを習慣化させていきましょう。
お手伝いを子どもに任せる時には、パパやママは子どもの様子を見ているだけではなく、自分も他の仕事をやっていることが大事です。子どもはお手伝いが「いやだな」「面倒でやりたくない」と思うかもしれません。でも、パパやママも家事をやっていて働いているので、自分だけさぼるわけにはいかないと思うことでしょう。親がお手本をみせないで、寝転んでスマホをいじつているときにお手伝いをするように言われたら、お手伝いがいやになってしまいかねません。
家庭教育のお手伝いで大事なことは「ありがとう、助かるわ」「上手にできたわね」と感謝の気持ちを親が子どもに素直に伝えることです。それが子どもの誇りにつながり、率先してお手伝いをするようになります。
お手伝いを普通にこなせるようになり、毎日お手伝いをやっていると「どうやったらもつと早く、きれいにできるようになるのか」と考え、工夫するようになります。要領よくやるために集中力が育まれていきます。
家庭教育としてのお手伝いを実践していくことで、ペーパー試験に対しても集中的に取り組むことができるようになり、その結果、小学校のお受験で必要な総合力を養うことかできるはずです。