お受験の準備をしよう 早生まれの子の家庭教育


新型コロナウイルスの影響で、学校の休校が長く続いた時に「いっそ夏休みまで休校して

欧米のように9月に新学期にすればよいのではないか」という案が浮上しました。

政治家、教育者、経済人などがそれぞれ賛成、反対の立場から発言していましたが、結局いつの間にかその問題も断ち切れてしまいました。

ところで、日本で最も多い誕生日は4月2日だと知っていましたか。この日は、学年でいちばんの「遅生まれ」になります。そのため、昔は、3月末に生まれた子供の誕生日を4月2日に変えることもあったそうです。昔から「早生まれは不利だ」といわれてきたからでしょう。

日本では一般的に1~3月生まれ(上の学年に入る4月1日生まれも含む)を「早生まれ」、4~12月生まれを「遅生まれ」と呼んでいます。同学年でも、3月生まれと4月生まれでは1年近い成長差があるため、4月生まれは、体格に優れ、集団の中でリーダーシップを発揮しやすいのに対し、3月生まれは何事にも遅れがちになるといわれています。

小学校のお受験でも、4月生まれの子は成長が早いのでペーパー試験でも行動観察でも有利になってきます。大きくなるにつれて、生まれ月による成長は目立たなくなってきますが、「早生まれ」はあきらかに不利になってしまいます。

私立小学校によっては、合格を決めるときに、子どもの生まれつきによる発育の違いをうめる「月歳配慮」をしているところもあるようです。

公表はしていませんが、慶応幼稚舎などは、生まれた月別に合格者の人数がほぼ均等になるように調整していると言われています。

生まれ月別にグループ試験を行い、月齢に応じて問題のレベルに差をつけたり、「早生まれ」の子などには、採点基準を下げるなどの配慮がされているようですが、やはり4月から7月までの子どもが多いようです。

もし、お子さまが「早生まれ」で成長に不安を感じるようであれば、普通よりも早め早めに

家庭教育をはじめ、訪問教育や家庭教師によるお受験対策をしましょう。

4月生まれの子が1年前からはじめるところを2年前からはじめるなどの準備でハンデをなくしておくことをおススメします。

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