お受験の準備をしよう 文科省がススメル家庭教育 その1


小学校お受験の行動観察の基礎となるのが家庭教育だということはすでに何度も書いていますが、文部科学省(文科省)でも家庭教育の重要性を認識し、家庭教育のあるべき姿を示しています。家庭教育とは「親がその子に家庭内で、言葉や生活習慣、コミュニケーションなど生きていく上で必要なライフスキル(生きていくうえでの技術)を身につける援助をしてやること。また、家庭は、子どもたちの健やかな育ちの基盤であり、家庭教育はすべての教育の出発点」と定義しています。そのために 文科省では、すべての親が安心して子育てや家庭教育を行うことができるよう、「乳幼児編」「小学校低学年編」「小学校高学年編」に分け家庭教育で大事な点をあげています。ご家庭で参考になる「乳幼児編」の主な概要について6回にわたってご紹介しましょう。

(1)子育てについてパパとママが話し合いましょう

夫婦の間、親子の間での会話を増やしていくことが、家庭づくりのすべての基礎になります。そのため夫婦で何でも話せる仲でありたいものです。生まれてくる子どもを新しい家族のメンバーとして迎えて、これからどんな家庭を築いていこうか、どんな子育てをしようかを夫婦で話し合いましょう。日々の会話を増やすには、できるだけ一緒に食事をし、お互いにその日にあったことを話すとか、一緒に家事をしたり、スポーツをしたり、また地域のボランティア活動に参加したりするなどの工夫をすることが大切です。

(2)早寝早起き朝ごはん

規則正しい睡眠と毎日の朝ごはん。簡単なようでいて、けっこうたいへん。でも、これをきちんとやっている子どもほど勉強も運動もよくできるというデータもあります。早寝早起き朝ごはんで子どもたちに元気よく一日をスタートしてもらいたいものです。「早起きは三文の徳」、「寝る子は育つ」などということばもあります。

また、朝ごはんは一日の生活のスタートです。朝ごはんをとることで身体にエネルギーを補給し、集中力ややる気、体力を発揮し、持続させ一日のエネルギーを持続させることができます。とくに子どもの頃は食生活を含めた基本的な習慣が形成される時期です。朝食をしっかりとる習慣を家庭教育で子どもの頃に身につけることは、生涯にわたって健康な基礎を培うことにつながります。

『小学6年生に「朝食を毎日食べていますか」質問』

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