2歳~3歳の子どもは、いろいろなことに興味をもちはじめ、大人の手を借りずに自分からやりたがる時期です、そのため、パパやママの言うことに耳を貸さず、自分勝手な行動をしたり「イヤイヤ」と反抗的な態度をとることもしばしばあります。そんなときには「どうしてママの言うことが聞けないの!いいかげんにしなさい」と叱りつけたりせずに、お子さまの自我が芽生えた証拠だとわきまえ、ゆったりとした気持ちで見守ってあげてください。
2人のお嬢さまを大学の医学部に合格させたママは「2〜3歳の時期で大事なことは、子どもができるまで見守ることだと思います。子どもは、大好きなお洋服のボタンを一生懸命とめようとしているのですが、なかなかうまくいかず、できないことに失望したのか泣き出してしまいました。それでもあきらめずに挑戦しつづけていました。それを見て、親が手伝うのは簡単ですが、ここは手を出さずに、子どもができるまで見守ることが大事なんじゃないかと気づきました。子どもが苦労の末にできたときに『上手にできたね』『賢いね』と、一緒に喜んであげると、うれしそうな笑顔を見せてくれました。また、どうしてもできなくて助けを求めてきたときだけは『こうするといいよ』と、少しだけヒントを与えました」
精神科医は「子どもに『自分は賢い』という自信を持たせることはホントに大切です。子どもというのは『自分が賢い』という自信があればあるほど、喜んで学ぶ生き物なのです。大人は逆。自分が賢いと思っている人は勉強しない。また、逆に絶対にNGなのは、子どもに『自分はダメだ』と思わせてしまうこと。無理な課題を強制したり、できないことを叱ったりすると子どもは勉強嫌いになってしまいます。とにかく褒めることです。精神分析学者のハインツ・コフートの説によれば、褒められて育った人間のほうが野心的になるし、ストレス耐性も強いとのことです。ですから、幼児教育に必要なのは、叱られる体験や子どもがイヤだなと思うことを徹底して排除することです」。 子どもができないからと言って叱らずに、できたら褒めてあげる。褒められることで子どもは自信を深め、できることの喜びを知ります。家庭教育とは、子どもだけではなく、親も子どもを通して成長することなのかもしれませんね。
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