1歳ぐらいになると「物おじしない」「のんびり屋」「せっかち」「引っ込み思案」「おせっかい」「少し神経質」「あわてもの」「やんちゃ」…。その子らしさが随所にあらわれてきます。小学校のお受験にも通じる家庭教育では、親が子どもの性格をきちんと把握して、子どもにあった家庭教育をすることで子どもの力がグーンと伸びるはずです。
そのためには、親がその子らしさを、子どもの個性として認め、その個性をのばしてあげることを考え、行動することです。
しかし、親が「こういう子に育てたい」という思いとは裏腹に「うちの子はマイペースで何事ものんびりしているのでハラハラする」ということもあるでしょう。でも「この子は体を動かして遊ぶことが大好きなようだ」と認めたら、家庭教育では体を使った遊びを重点的に取り入れてみるのはどうでしょうか。
幼児期は身体機能が急速に伸びる時期です。子どもは5歳くらいになると大人と同じような運動や体の使い方ができるようになります。子どもは全力で走るコツをつかんだら「思いっきり走りたい」。スキップをすることを覚えたら「遠くまでスキップで行きたい」。木のぼりをやってみてうまくいったら「もっと高くまでのぼりたい」。自分の体を使っていろいろなことにチャレンジしたくなるはずです。
家庭教育では冒険心やチャレンジしたいという欲求を満たしてあげられるように、郊外に連れ出したり、アスレチックの施設に通わせたり、近くの公園にある鉄棒で遊ばせたりなどの家庭教育を実践してみましょう。
物心ついたころから体を使っていくことで、動かすことや遊ぶことが大好きな体ができあがってきます。また、体を動かすことでさまざまな体験をしていきます。こうした積み重ねにより、子どもは物事を理解する時に、自分の体験をもとに「こうすればもっとよくなるはずだ」「なんでこうなるのだろう」と考えます。 小学校のお受験では、運動機能も見られますが「マイペースでのんびり屋」でも、体を使っていろいろなことを体験することで、感受性豊かで、ものごとを考えられる子どもになっていくことでしょう。子どもの良い部分を大切にした家庭教育を実践することで、小学校のお受験では良い結果につながっていくはずです。