お受験の合格に向けて 幼稚園受験 受かる子②


幼稚園のお受験で受かる子、受からない子。その違いはどこにあるのでしょうか。幼稚園のお受験では、3年保育を希望すると、場合によっては3歳になる前の受験ということになります。こんな小さな子に優劣がつくものなのでしょうか。

長年、幼児教育に関わり、お受験も担当したことのある先生は、見学会などでの親の態度も受かる子、落ちる子の判断材料になる場合があると話します。

「3歳児や4歳児の個性や資質をこの時期に見分けることは不可能です。そのため、親の行動や考え方を見て、合格、不合格の判断を下す場合もでてきます。あるお母さまが個別に幼稚園の見学にいらっしゃった時のことです。この方は、ご友人のお子さまが当幼稚園のご出身ということで“名門小学校のお受験に強い幼稚園なのでぜひ受験させたら”とのススメにより志望することにしたそうです。

しかし、当幼稚園の教育方針や教育目標には理解を示さずに、紹介者がいることが強みだと誤解しているようでした。質問も『入園したら名門小学校に合格できますね』『どんな子どもに育ててもらえるのですか』…。要求ばかりをお話されていました。そのため、このご家庭はうちには合わないという印象を持ちました。私たちは、親を案内している時から『うちの幼稚園に通って、園と家庭で協力しあって子どもの教育ができるか?』という点を見ています。その点、このお母さまはダメだと思い、見学の段階で不合格の烙印をおさざるを得ませんでした。逆に、第一印象では合わなそうだと思ったご家庭もありましたが、一緒にお連れになったお子さまへの接し方や、お話しからとても良いお母さまできちんとしたしつけをしていると思い、見学後の評価が高くなり、合格すべきと判断した例もありました」

「幼稚園のお受験は親のお受験」なのです。だからと言って「見学に行って悪い印象をもたれたらどうしよう」と必要以上に恐れる必要はありません。

見学や面接の時には「幼稚園の考え方に共鳴してぜひ入園させたい」「あいさつやしつけを大事にした家庭教育を行っている」「五感を育てるために外によく連れだしている」など、ご家庭での子育ての方針を自然な形で伝えるとよいでしょう

受かる子になるためには、親の言動や行動が大事だと再認識する必要がありそうです。

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