お受験合格に向けて 幼稚園受験 対策


幼稚園のお受験は、自由遊び、行動観察、面接などが考査の中心です。

大学附属幼稚園の行動観察は、親から子どもを離れさせ、月齢別に5人程度のグループに分けて、おままごと、積み木、パズルなどを置いている部屋に子どもを入れます。わずか2歳の幼児なので、親から離れてしまうと泣いてばかりいる子どもいますが、泣き止むまで見守って、泣き止んだら部屋に入れて遊ばせることもあるようです。

プロの先生たちは、わずかな試験時間の中でなにを見ているかと言うと、子どもの理解力を見ているようです。先生たちは子どもたちが遊んでいるところを観察したり、絵を見せて記憶力を見たり、お買い物ゲームをやらせたりしています。親子の面接では、入園の動機などいくつかの質問がだされます。

考査で先生が「どんな乗り物でここまで来たの」と子どもに聞きました。ふつうは電車やバスや車と答えますが、ある子どもは「ロバ」と答えたそうです。それも決して間違いではなく、「ロバ」も乗り物だという概念ができていればそれはそれで評価されるようです。

こうした質問はとっさには答えられないのである程度は、家庭や塾で教えておく必要があります。その対策のひとつとしてふだんからの絵本の読み聞かせが大事なのです。

幼稚園の行動観察は、月齢ごとにグループ分けを行い、グループごとに試験を行っているため、1日では終わらず、人数が多いと3日もかかる場合もあります。

これはあくまでも噂なのですが、早く終わったグループの子どもに塾の先生が「どんなことをしたのか」を聞き出し、次の試験を受ける子どもたちに試験の内容を教えてアドバイスするので、後のグループの方が有利だと言われているようですが…。

お受験塾に通っているママたちは異口同音に、お受験塾の先生が親に厳しいということを話します。とくに伝統のある幼稚園や難関の幼稚園を志望している親に対しては、とくに厳しく接するようです。こうした幼稚園は、親の子どもへの教育姿勢、親の服装や言動、家庭での生活習慣やしつけ、教育への親の情熱などが合否に左右されると言われています。

そのため、親に厳しくせざるを得ないようです。なかには、それにめげてお受験をやめてしまう親もいるとか。「親を厳しく指導する」。それもお受験塾の対策の一環なのでしょうね。

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