経済の活性化と感染者拡大の阻止。アクセルとブレーキをどう踏み分けて調整していくか、難しい判断を余儀なくされているなかで「GO TO キャンペーン」が全国一斉に一時停止になるなど新型コロナは依然として猛威を振るっています。
2020年の流行語大賞も「3蜜」。今年はコロナで開け、コロナで終わる。そう誰しもが思わざるを得ない1年でしたね。イギリスやアメリカではワクチンの接種も始まっているようですが、日本では来年の春まで待たなければならないようなので「さようなら コロナ」はまだまだ先のようです。
子どもの陽性率や重症度は低いと言っても、小学校のお受験を秋に経験してきたご家庭にとっては、苦労を強いられたお受験だったのではないでしょうか。
人混みでの新型コロナの感染や疲労がたまるリスクを考えて、本命を1本に絞り、併願する学校を極力抑えたというご家庭もあったようです。
あるご家庭では、小学校のお受験の日程が決まった時点から、お子さまが感染症に弱い体質もあり、心配がつきなかったそうです。パパは電車で会社に通っているのですが、パパが帰宅したら「今帰ったよ」とインターホーン越しに声をかけ、そのあとパパはバスルームに直行。それまで身につけていた洋服をすべて脱ぎ、シャワー、手洗いうがいを行った後に、やっとお部屋に入ることを徹底して実行したそうです。
コロナ禍で毎日、大変な労力が必要とされたようですが、お子さまが小学校のお受験に成功したことで、努力も報われほっとひと息ついたとのこと。でも、お受験が終わったからと言って安心することなく、コロナが沈静化するまでパパのコロナ対策は続行していかなければならないようです。
小学校のお受験のための学校説明会がなくなったり、願書がオンライン提出だったり、考査の日数や時間が短縮されたり、子ども同士の接触を極力少なくなったりするために行動観察の内容を変更したり…。
今年は新型コロナにより異例づくしでした。そんななか、来年こそ「コロナの心配のない小学校お受験であってほしい」。誰もがそう願っていることでしょう。