お受験の準備をしよう! 家庭教育でのママの役割


お受験の準備は、早め早めにすることに越したことはないのですが、だからといって、早いうちからお受験塾などに通わせる必要性はなく、ご家庭での日常生活や子育てのなかでも対策は十分可能なのです。

お受験にはペーパー試験とともに行動観察がありますが、毎日のご家庭の生活のなかで、子どもにどのような習慣を身につけさせていけるのかが、行動観察で得点を重ねていけるベースとなってきます。

たとえば、朝起きたら「パジャマを自分で脱ぎ、たたんで洋服を着る」「靴下を自分ではく」。手洗いやうがいの後には、予めポケットに入れておいた「ハンカチで手を拭く」。食事の前後には「いただきます」「ごちそうさまでした」。食事がおわったら「自分が使った食器を片付ける」「テーブルの上をふく」などごくあたりまえの習慣や挨拶を一人でできるようにさせておく。これが小学校のお受験対策として大切なことなのです。

でも、うまくできないからといって叱ったりせずに、できるようになるまで根気よくママが教えて、上手にできたらほめてあげましょう。失敗が続き叱られることが多くなると、子どもは委縮し、挫折感を味わい、お受験そのものへの嫌悪感を持たないとも限らないからです。

夕食のお買い物の前には「今日はカレーにするけど、どんな材料が必要」と、お子さんに考えさせます。お買い物もできだけお子さんと一緒に出かけ、近くのスーパーばかりではなく、地元の八百屋さんやお肉屋さんでもお買い物をするように心がけましょう。お店で野菜や果物、お肉などを購入することで、「じゃがいもは八百屋さん」「牛肉はお肉屋さん」で買えることが実体験として理解できます。お受験では、モノの名前をたずねられたり、どこのお店で何が売られているのかを聞かれることがあるからです。

子どもが寝る前にはママが毎晩、本や絵本の読み聞かせや会話をしてあげましょう。子どもはママの話す言葉の数だけ言語の数を覚えていきます。ママがたくさん話したり、語りかけたりすることで、子どもは言葉を吸収し言語能力が育まれていきます。

家庭教育はお受験合格への基礎づくりです。子育てはお受験対策に通じるとわきまえながら、子どもだけではなく、ママも子どもと一緒に成長していきましょう。

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